ソーラーモジュール

震災から四ヶ月近くが経とうとしています。薬局を始めて18年の間に調剤過誤を目の当たりにして、調剤支援システム「けやきくん」の原型であるEXCELマクロ版の秤量監査システムを作りました。東日本大震災では尊い人材を失い、これを機にソーラーモジュール薬局を完成させようと決意しました。今のソーラーシステムは売電することが条件のようで、ソーラー発電した電気を蓄電して使用するシステムは業者さんからも敬遠されがちです。今回の震災で一番辛かったのはTVからの情報がなく、携帯電話の充電もできないことでした。この経験を次の世代へ伝えるため自己完結型蓄電ソーラーモジュールを先般紹介しましたが、本日ようやく設置のめどが立ちました。調剤室、待合室を含む全照明とステンドグラスへの照明、インバータを経由して単相100vをTVと携帯充電に使用します。これらの電源をソーラー給電、夜間はソーラー蓄電池からの給電でまかないます。写真はステンドグラスを照らすソーラーモジュール蓄電による夜間12VLED電球色給電での試験結果です。調剤室で最大600〜700LUXを確保すること(直流24Vを使用予定)と待合室においてLED照明の強いルーメンから散瞳した患者さんを守ること(500LUX程度の照度でルーメン数を落とす)がこれからの課題です。緊急時にTVと携帯の充電箇所、多少の電力を提供できる薬局にしたいと思います。