調剤支援システム「けやきくん4」秤量の目的

秤量監査システムは調剤の一連の流れを記録に残すシステムです。誰が調剤をしたかの責任を追求する目的で制作はしていませんの

で、ミスカウントなどのプログラミングはしていません。最大の目標はこの秤量監査結果データを患者さんと共有することです。

秤量データは2枚印刷することができるようにしました。一枚を薬歴用として保存し、もう一枚を患者様にお渡しすることを

目標におきました。残念ながら、患者様に秤量データをお渡している薬局はまだ1件にとどまっています。その理由は以下によるもの

と思われます。秤量の結果は下記のようなものです。

1. 1/10計量、1/100計量値の医薬品の端数が秤量データに残るため誤差値内であっても、患者様からクレームが付くことを恐れる。

2. お薬手帳を発行しているので必要はないと思われる。

3. 散薬の場合、調剤するまで時間がかかるため印刷の時間がない。